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電線地中化の課題はコストと技術

狭い道路の端に立並ぶ電柱に通行を妨げられて、ふだんから不便を感じているドライバーも多いでしょう。そうでなくても乱立する電柱や電線は災害時にも危険ですし、景観もよくありません。

国土交通省は昭和62年から、無電柱化の整備計画を進めています。当初は大規模商業地域から始まりましたが、無電柱化の対象を商業地域から住宅地域へ、さらに歴史的景観地区等へと対象を拡大してきました。

現在も「無電柱化に関わるガイドライン」により、地域文化や地域活性化なども含めて、推進を継続しています。今後も東京オリンピックなどにに向けてさらに加速していくものと考えられます。

無電柱化は、地中化による方式が中心になってきましたが、課題はコストの大きさです。
当初は道路幅員の大きいところから始められてきましたが、対象の広がりに伴って、よりコンパクトにコストをかけずに実施できるよう、技術開発が進められてきました。

ただ、限界も出てきているので、地中化以外の無電柱化の手法も取り入れらてきています。無電柱化が推進されることにより、関連する産業への需要の増大が見込めます。

コンクリート素材や加工製品の需要が増大することから、セメント、コンクリート系の銘柄、特に、電線ケーブルを収納するコンクリートボックスを扱う企業が注目されます。
また、電線ケーブルの切り替えに伴って長く需要が見込める、電線系の企業も関連銘柄としてみておく必要があります。